韮崎宿(導入編)(山梨県韮崎市)
決死の覚悟で塩川渡河作戦に成功しました!
看板の写真はわかりにくいですが韮崎市と書いてあります。
ここ韮崎市はサッカーの盛んなところという噂があります。
一行を出迎える韮崎市最初の建物は廃墟のビル。
何でも「森の鍛冶屋さん」曰く、昭和の末期までトヨタかなんだかのお店だったようです。
現在窓ガラスもなくなり再起不能な状態になっています。
甲州街道紀行の一行はすでにおなかがすいています。森の鍛冶屋さん素早くラーメン屋に向かいます。
韮崎市の名物店は「青竹ラーメン」
店内には日展で賞をとったという巨大な北巨摩地域の風景画が所狭しと展示されています。
みなさま是非お寄りください。
今回は森の鍛冶屋さんにごちそうになりました。ありがとう。
韮崎市内をJR中央線に沿って進みます。この日は天気が良くてばてました。
この県道6号はかつての国道20号線ですね。
山梨県北巨摩地域の行政を担う県の施設、北巨摩合同庁舎です。
最近このエリアが北杜市、韮崎市と再編されたので今は中北の行政の中心地となっています。
これが正門から合同庁舎を見た姿、木に花が咲き庁舎も南都留合同庁舎の数倍きれいですね。
県のお金は実はあまりありません。
総務省(自治省)キャリアのお役人様地方交付税のお恵みをください。
北巨摩地域の医療を支える最後の砦。
どうも経営状態はあまり良くないらしいです。
でも、もうけるのが医療の目的ではないですからね。
下宿の信号が見えてきましたよ。
ついに韮崎の宿場にたどり着きました。
甲府からなんと長い旅だったか・・・・・。
西甲州街道(甲府以降)は宿場が少なくて歩くのが大変ですな。
下宿信号正面が長野方面
この路地は富士川街道で静岡に至る旧道です。
下宿は富士川と甲州街道の大事な分岐点だったようですね。通称「鰍沢横町」
「大蓮寺」に到着しました。韮崎では有名なお寺の用ですが、イマイチ観光に力を入れていませんね。
井筒屋醤油店です。日曜日にしまっていてかなり観光に力を入れていませんね。
かといって平日にまともに営業しているかなり疑問。
醤油みそが名物のようです。
韮崎宿本陣跡到着しました。
現:千野眼科
本陣の説明です。
「本陣とは江戸時代幕府役人に備えた宿舎をいう。甲州街道は伝馬制(当時は人足25人、馬25頭を常備して、幕府役人や諸荷物を次の宿駅まで順送りする)により、問屋場をもうけ運営にあたらせた。韮崎宿は諸大名の通過はあったが、日程の関係で宿泊はごくわずかで本陣は問屋が兼務した跡である。」
一橋陣屋跡です。韮崎のあたりは江戸中期以降は一橋家の領地になっていたようですね。
御三卿の領地は通常の大名のように大半の領土が一箇所に固まっていたわけではなく、天領(徳川本家の領地)の中の色々な部分が領地とされていたようですね。
一橋家陣屋跡
一橋家は八代将軍吉宗の第四子宗尹がおこしており、延亭三年(1746年)9月に本県の治領地三万四四石余りが与えられた。陣屋は当初双葉町宇津谷(村)に構えていたが、宝暦三年(1753年)この地に陣屋を移した。その後寛政六年(1794年)に静岡県榛原郡相良町にところがえになったので陣屋は廃され、再び幕府領となった。
以下略
日曜閉店の文具屋の軒先に馬つなぎ石発見!
かなり観光に力を入れていませんね。韮崎市・・・。

というか韮崎市の商店街は日曜昼間でも人間が歩いていないゴーストタウンです。
仏窟山 雲岸寺(宗派及び本山)福井県永平寺神奈川県総持寺

由緒、雲岸寺は、室町時代の寛正5年(1464年)
弘法大師遊化の遺跡として遠近に著名な霊場窟観音を守るべく大師の法流をくむ祖慶和尚が開基した真言宗の道場以下略、
このお寺はアフガニスタンの石窟寺院みたいですね。
崖の上に石窟寺院があります。
森の鍛冶屋さんお参りしますが、絶対に洞窟内部には入りません。
実は岩石が堆積岩なので崩れやすいのです。
用心深いですね、森の鍛冶屋さん。
当然将軍様も近寄りませんでした。
日本にこんなすばらしい石窟寺院があるとは思いませんでしたね。
この場所は学術的に言うと「断層」、直下型地震のまさに発生点。
韮崎市生涯学習館の前にはどうやら佐久甲州街道の石碑が建っているようですね。
どうも右:信州へと書いてあるようですが、何せ達筆のためよく分かりません。
韮崎名物といえば平和観音です。後ろからアプローチします。
大きな観音様が建っていて素晴らしいです。しかし、観音様ある公園にベンチを寄付したり時計を寄付したり、駅への近道を提供していた「アメリカ屋」という食堂がつぶれていたのには大いに憤慨しました。
韮崎市民はどうして町が寂れているのかよく考えて町おこしをしたほうがいいですね。
石和将軍的には全甲州街道宿場町で最低点の町です。
平和観音から見る韮崎、甲府方面は美しいですね。
旅はここでおしまい。

次回はついに「韮崎の鬼」登場?

追伸:韮崎の鬼は歩くのが嫌いなので、車で行きたいよ〜と軟弱なことを言っているようです。
旧中巨摩郡双葉町のんびり編 宿駅一覧表に戻る 韮崎(応用編)に続く