鶴瀬の章(山梨県甲州市大和町:旧東山梨郡大和村)2005年11月撮影
とある秋の日甲州街道紀行は小さい秋を見つけるために甲州市大和町に到着!
未だ未踏覇となっている鶴瀬宿を探索する。
甲斐大和駅を降りると甲州市営バスが待っている。
しかし、一行(一人)が乗ったバスは普通の乗用車。未だ村営バスと書いてある。
今月の1日から大和村が甲州市になったので一応市のステッカーが貼ってある。
村営バスで前回の旅が終わった笹子峠口へ乗り付ける。
季節は秋深まるといったところ、今日は楽しい街道ライフが送れそう。
旧甲州街道沿いのお家では第一回甲州市議会選挙に出馬された方の選挙事務所兼自宅がありました。
新たなる市の選挙は一体どうなるのでしょう?
ここ旧大和村御影は御影石の産地だったので街道沿いには石屋さんがあります。
街道を歩いて日川を渡り鶴瀬の宿場町に入ります。
「金岡自画地蔵尊碑」という有名な地蔵らしいです。
鶴瀬の関所に到着!小仏と並ぶ有名な関所です。せっかく撮影をしているのにこの杭の裏の塀から邪魔をする馬鹿者が一匹!
この獣野郎がギャンギャン吼えるので全く撮影出来ませんでした。
甲州道中鶴瀬宿はお隣「駒飼」からはそんなに遠くありませんが関所があったから発展したのでしょう。
関所はお役人仕事なので日が暮れるとやっていません。だから泊まる人もいたのでしょう。
しかし、現在の様に交通機関が発展するとただ通過するのみになってしまいますね
街道から一歩山奥に入るとこんな過酷な地形になっています。
中央道はこんな過酷な地形を通って東京へ向かっています。
中央道下り東京方面橋桁
国道20号線
秋が深まってきていい感じです。この日はバイク乗りがおおく走り回っていました。
なんと大和村にリンゴの木が!リンゴといえば梓川村(松本市)近いうちに松本に行ってリンゴ買いたいものですな。
曹洞宗鶴瀬山「真竜寺」なるお寺です。歴史を感じさせます。
甲州街道のすぐ脇に血洗沢なる物騒な名前の付いた沢があります。
何でも1582年織田信長の甲斐攻めの時、逃亡した武田方の人を斬首して血を洗ったという、恐ろしい伝説が・・・・。
「鞍懸」という地名です。先ほど同様逃げた武田方の人の馬の鞍がここの桜の木に引っかかっていたという伝説があります。
旧大和村は歴史がたくさんあっておもしろいですね。

旧街道沿いではありませんが大名有馬晴信の蟄居ルームも大和町にあるそうです。
午後二時過ぎなのに山のおかげで日が暮れそうになっています。
さすが御影、日影なる地名がつく村ですね。
逆光でわかりにくいですが「観音堂」というお堂が山の上にあるというので、見物してみます。
登る途中は景色がいいので勝沼方面を望みます。
相次ぐ土砂崩壊で国道20号線は落石防止の堂が作られています。
ほとんど廃棄されているようですが観音堂というお堂があります。
お堂の裏には50年以上昔に書かれたとおぼしき旧字体の落書きがびっしりとありました。
一般人が入らない秘密のエリアですな。
昔使われていたという吊り橋がありましたが今は閉鎖されています。
国道は勝沼に向けて続きます。
秋の夕日に照らされて素晴らしい景色です。しかし、車が多くて歩きにくい場所です。
ブドウ畑の中に一里塚の跡があるようです。
一応現在も500m塚がありますね。
日本橋から117.5kmです。
旧大和村のモニュメントがあります。ここから先は旧勝沼町
柏尾に到着です。
例によって近藤局長の石像があります。
今日の旅はここでおしまい。
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