第14 宿場「吉原」の章
撮影日 2015年3月8日
サポート隊員 人力二号、エチゴ氏、人力号改
富士市吉原一丁目
そうこうしているうちに引越し3回目の吉原宿の入口に到着!
エチゴ氏入口の門(空想)を前に感動しています。
吉原宿の東木戸跡
ここ吉原宿の最寄の駅は「岳南鉄道」の吉原本町駅です。
かわいくて素晴らしいターミナル駅ですね!
東京からお越しの場合は東海道新幹線「熱海駅」→東海道線「吉原駅」→岳南鉄道「吉原本町駅」となります。
とはいえ今回の一番の楽しみ富士名物「つけナポリタン」で昼食。
元祖『つけナポリタン』喫茶 アドニス|静岡県富士市吉原2-3-16
トマト風味の汁にコシのある麺がいい味を出しています。

ちなみに東京都内でも食べられるお店があるようです。
東名高速富士川SA上り(東京方面)でも食べられるようなので皆様アクセスの楽な場所でご賞味ください。
さて、満腹の我々は寂れた繁華街を南下して先に進みます。
寂れた住宅街ですが、旧東海道の案内のこげ茶の柱が設置してあります。
ちなみに「見よう歩こう富士市の東海道」と書いてあります。
エチゴ氏「ここはただの住宅街ですな〜。」
そしてここが吉原宿の西のゲート「西木戸跡」です。
富士市は旧東海道の案内を設置してくれていますのでたどるは楽です。
もう東海道だか、寂れた路地だか分かりませんw
→方面が東海道です。
これが閏井川の富安橋です。
結構氾濫する川のようです。
その証拠に明治40年7月13日の供養の日がありました。
現在は小さなどぶ川ですが、氾濫すれば恐ろしい結果に
余談ではありますが、その一ヵ月後に富士川上流の笛吹川(山梨県)では別の台風で大変な洪水災害にみまわれました。
明治40年は台風災害の当たり年だったのでしょう。
そしてここ静岡県富士総合庁舎で休憩。
不審者扱いされていますね。
富士総合庁舎はかての間の宿「本市場」とよばれ甘酒が有名でした。
エチゴ氏楽しみにしていた甘酒も合同庁舎の自販機も使えなかったので飲むポーズで我慢です。
東海道を進むと中央分離帯が!
碑もたっていますね。
旧東海道は矢印の方向です。
向こうの煙突は王子製紙の工場です。
覚えています?中学生の時富士市は製紙工場の多い工業都市って習ったことを。
富士緑道と言う歩道を発見!
これはかつての身延線の廃線跡です。

身延線は今別の場所に移転しています。
エチゴ氏一里塚跡の碑を発見!
札の辻跡、高札場の跡ですね。
県道に戻ると向こうに身延線の高架があります。
県道の脇が旧東海道。もう当たり前の光景
エチゴ氏進みます。
おなじみ明治天皇の碑です。
水神の森と富士川渡船場です。
さあ富士川の橋が見えてきました。
その前にエチゴ氏渡船場の跡で記念撮影。
鉄橋から富士川を見下ろします。
富士川は流れが急ですね〜。歩いて渡るのは無理です。
源流は山梨県の笛吹川です。
津波後編 津波前編
さて富士川渡河成功ご一行は二手に分かれます。
エチゴ氏が津波前のルート、修羅師匠は津波後のルートに
津波後のルート向かった修羅師匠と別れ、エチゴ氏は津波前のルートへ。
津波後のルートはいきなり丘を上ります。
相当懲りたのでしょう。
写真左手が富士川ですが、建物があるのでよく見えません。ですが、津波や河川氾濫があれば確かにいちころでしょう。
丘の上の住宅街を走ります。 資料によれば、通行中の道路よりやや山側に街道があったようですが、現在農園となっていて通行できません。おとなしく道路をすすみます。
確かに東海道と案内がでています。 街道脇の学校。地震の避難先に指定されていますが、津波が来たらもろにアウトな立地です。
津波が来そうな場合「飛び出すな」は状況によって判断しましょう。
一里塚が見えてきました。 この道路は、フジキューとヤマコーの2社の路線があるようです。静岡のバス会社は参入してない模様。
間の宿「岩淵」の一里塚跡です。 旧街道があったであろう場所を徘徊するとこのような通路が。とりあえず行ってみることに。
住宅街を曲がって蒲原へ〜。 住宅街の細道的になって来ました。
舗装を見ると暗渠の様子。旧道探索は暗礁に乗り上げたか。
かなりのローカル集落 真の旧道は津波とその後の市街化等で消滅したのかも知れません。ややそれっぽい道路進む。
中之郷新町の「急傾斜地崩壊危険区域」中々防災的に楽しみになってきました。 地元のお菓子屋で休憩。

静岡県富士市中之郷820-2 御菓子司 南岳堂
ここは野田山健康緑地公園として整備されています。 名物は"銘菓一里塚"。気の利いた名前ですね。
竹やぶ脇を進みます。例によって竹やぶにも擁壁工が!
ここも急傾斜地です。
さらに進み新幹線をくぐります。
市川商店なるお店が!販売機がいい味出しています。
それにしても津波後の取り付けとはいえ、急勾配過ぎます。
静岡県静岡市清水区蒲原
ついに東名高速道路の上まで来ました。
この辺から静岡市清水区蒲原になります。
住宅街の屈曲道路を放浪のすえ、国道へ。走りやすいですが、日差しがそこそこあります。
その東名高速道路の橋を渡ります。
静岡方面と案内が・・・。
ここから静岡行く人はあまりいないでしょう。
旧蹟 義経硯水。
むかし義経がここの湧水で墨をすったそうです。今は水は湧いていない模様。
高速道路の上の橋ってさびていて結構怖いです。 街道の南側に海沿いの工場群が見えます。この一帯は工場が多いです。
もしかして落ちるのではないかと・・・。 師匠との合流までもう少しか。
そうこうしているうちにがけの下に海と蒲原宿が見えてきました。
と同時にエチゴ氏無事に蒲原宿にたどり着くでしょうか?
ここで右の旧道へエントリー。
蒲原一里塚。
住宅街の物は、敷地の狭間に隠れていたりしますが、これは分かりやすい例。
この先、師匠と無事合流。
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